クオリティ・オブ・ライフの考え方
QOL(クオリティー オブ ライフ)とは、現代の医学では治療や完治の難しい病気も、無理な手術などをせずに「生活の質」を保ちながら生きながらえるよう治療する新たな医療の考え方です。
例えば、動物のあごに悪性の腫瘍ができたケースで「切除」手術を行えば延命はできますが、その代わりにあごのない大変に不憫な生涯を過ごすことになります。また腫瘍を切除しても必ず完治する保証はなく、再発の可能性を秘めています。放射線療法や化学療法(抗がん剤)を行えば一定期間延命できるかもしれませんが、相当のストレス(副作用)に苦しむことにもなります。
一方で、正常な部分を残し、患部のみを切除し、日常の生活をこれまで通り過ごせるように、生薬を処方し免疫力を高めることにより、自然治癒力を向上させて症状を改善していくという医療の考え方もあります。
動物の生命を輝かせるために大切なことは何なのでしょうか?
何をしてあげることが動物達にとって幸せなことなのか?
ココロアニマルクリニックでは「"苦しみの無い余生"を目的とした医療」を選択肢の一つとして提案し、助けを必要とする動物達と、飼い主の皆さんの希望となれるよう、QOLの考え方を大切にしております。
ココロアニマルクリニックは動物達と飼い主の皆さんに寄り添いながら、ともに幸せを作っていきます。